【ゲーミングヘッドセット SADES SA922 レビュー】聞きやすさとプレイのしやすさを重視した引き締まった音。空間表現も緻密だが、生々しさには欠ける

SADES SA922 プロサラウンドサウンドステレオPCゲーミングヘッドセット XBOX/ PS3/ PC/携帯電話/ iphone/ ipadと/音楽用のマイク付きヘッドフォン

 

 外観的にはほぼSA901と共通。 違いは付属ソフトウェアが添付されていないことで、代わりにさまざまなゲーム機にマルチ対応する。AUX入出力、USB入出力、XBOXのコントローラ入出力、コンポーネント入力に対応し、スマホからPC、PS4に至るまでいろんな機器に接続可能だ。

 本体は軽量コンパクトなフレーム構造、イヤーパフはメッシュ構造で蒸れを防止する。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はマニュアルの他、USB簡易DAC、XBOXコントローラ接続用のケーブル、コンポーネントケーブルが付属する。

 AUXケーブルはビニールゴムコーティングで細くしなやかだが、USBDACのUSBケーブルは太くて丈夫。 全体としてかなりの長さで3メートルほどの長さになる。 DACを通さなくても音は聞こえるが、DACを通した方が音圧があり音像もクリアだ。

 

【2】音質

 DAC機能もあるせいか音像は明瞭ではっきりしており、しかも立体的。ゲーミングモデルらしい低域のハリがあるが、締まりが良くうるさい感じはない。高域はのびやかで透明感もそこそこあるが、突き抜け感はやや足りない。だが、ゲーミングモデルは高域が肉太で天井感が近い味付けが多い中、意外にきらびやかさもあって聴き応えのある音になっている。

 

[高音]:のびやかで透明感もあり、同クラスのゲーミングモデルの中では聴き応えのある音。上方向への突き抜け感はそれほどでもないが、奥行きを感じさせる抜けのある音で、それなりに気持ちよく貫通する音(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:音数が多くてもガチャガチャしづらく、比較的広がりを感じる音で左右の張り出しもよく、円状の広さが感じられる。アコースティックギターのつまびき音に味わいがある。

[低音]:100hz~40hzまでブレが少なく締まったままきれいに減衰する上品な低音。それが躍動的ながらほどよくエネルギーを下にためるドラムな低域表現になっている。低域は存在感はあるが、目立ちすぎず、振動感もそれほど強くない。(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、Round Table featuring Nino「Rainbow」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:ドラムスがしっかり張り出して音を演出する中に位置取りを明確にしながら各楽器が聞こえてくる。密度感よりは広さを感じる。全体として球状に近く感じる(petit milady「azurite」、分島花音「world’s end, girl’s londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラムはかなり張り出すが、それ以外はやや奥まって感じられるが、聞こえ方は緻密で粒感がある。ドラムには弾みがあるのでアタック感もそこそこ出る(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:ゲーミングモデルだと肉厚太めの音になることも多いが、比較的自然な味付けで低域から高域まで違和感なく楽しめるところがある。高域にも透明感とのびやかさがあって女性ボーカルも落ち着いた感じではあるが、聴き応えはある。全体としてボーカルは近い。

 

【3】ゲーミング体験

 まずは広さの表現がしっかりしていて、方向感と奥行きを感じやすいのが特徴。 低域は迫力よりは聞きやすさを重視して、振動よりは締まってよく収束した音に聞こえる。 衝撃性はやや足りない気がするが、そのかわりヒットした音はビシバシと気持ちよく聞こえる。

 全体としてMMORPGやFPSの長時間プレイ向けといった感じがする。

 

 PC版「Witcher3」ではその緻密な音による空間表現を遺憾なく味わえる。 音に方向感と広がりがあって、街でも群衆の声が近くうるさく聞こえず、距離感を伴って、しかも方向がはっきりとわかる形で伝わってくる。 ゲームをしていてうるさいと思う場面はほとんどなく、非常に聞きやすいが、森などでは遠くまで緻密に表現される音で広さを演出する。 ただ個々のオブジェクト音はややもするとシャープな感じで生々しさに欠けるところがあり、炎や水の音、土面での足音はあっさりしている。

 

 ホラーゲームでも反響音が強くなく、圧迫感は少ない。 映画的というよりはアニメ的とでもいうべき表現で、効果音に聞きづらさはなく、背景音の密度も少なめで重苦しさはそれほど感じない。 ホラーゲーム好きの人には少し物足りなく思うかも知れない。

 

【4】マイク

 マイクの声色は明るく元気に入り、かなりクリア。 ノイズ感はなく、非常に鮮明に聞こえるが、キーボードの打鍵音、マウスのクリック音もかなりクリアに入る。

 

【5】総評

 製品レベル的にはエントリークラス上位といった位置づけで、それに見合う良さの光る製品。 マルチ機種対応、聞きやすい音、音楽も楽しめる音質、長時間プレイを意識した装着感。

 とくに方向感と奥行き感に優れ、効果音に締まりがあってスキル発動のタイミングが分かりやすい音はMMORPGやFPSに向きそうだ。

 

 迫力や臨場感という面では少し劣るところはあるが、ゲームをテクニック的な競技として遊ぶにはかなり適していると思える、引き締まった味付けはゲーミングモデルとしてはむしろ正統的といえるかもしれない。

 

SADES SA922 プロサラウンドサウンドステレオPCゲーミングヘッドセット XBOX/ PS3/ PC/携帯電話/ iphone/ ipadと/音楽用のマイク付きヘッドフォン


【ゲーミングヘッドセット SADES SA922 レビュー】聞きやすさとプレイのしやすさを重視した引き締まった音。空間表現も緻密だが、生々しさには欠ける

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【ワイヤレスヘッドセット AUSDOM M05 レビュー】低域の活きの良さにアタック感と精彩感のあるヘッドフォン。aptX対応。日本語を含む多言語マニュアル付属

AUSDOM ワイヤレス ヘッドホン ブルートゥース ヘッドフォン bluetooth ヘッドセット 密閉ダイナミック型 M05

 

 ヘッドバンドはアルミの芯フレームをプラスチックの外殻が保護するしっかりした作り。 イヤーパフの当たりは柔らかく、ヘッドバンドのクッションも厚い。 aptX対応。 遅延は全く感じられないので動画鑑賞にも向く。

 

 【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品は日本語を含めて多言語に対応するマニュアル、USB充電ケーブル、AUXケーブル、メッシュの携行袋が付属する。 左イヤーパッドに電源とボリュームコントロール、AUXコネクタ。 右イヤーパッドにUSB充電コネクタ、曲戻り/送り、再生/停止コントロールが配置されている。 BT入力の他にAUX入力に対応する。

 

【2】音質

 傾向としては大ざっぱに言えばドンシャリ。 ただし中域も充実感があり、ほぼフラットに近い。 音像は安定しており、大音量でも崩れない。 粘りと躍動感のある低域がタイトに引き締める密度感があるが、分解能が高いのでそのタイトな中でも低域に消されずに各楽器音がしっかり位置取りしながら響いてくる。 ピアノの表現にかなりレベルの高い彩りがあり、管楽音にものびやかさとなめらかさがあるのでジャズ向きかもしれない。

[高音]:透明感と伸びやかさに優れ、突き抜け感もあり、高さも出る(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:きらびやかな高域、支配的な低域に比べると落ち着いているが、緻密で方向感があり、奥行き感もかなりある。

[低音]:100~60Hzまでは力強く振動感もはっきり。50hz以下も振動感はあり、20hzまで震える音が存在感を伝えてくる。この強い振動感がドラムに活きの良さを与えていて、深まるが沈み込まない熱い音になる(分島花音「killy killy JOKER」、UVERworld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:かなりしっかりと低域が左右と下方向に陣取るのでその引き締めを意識しやすいが、ピアノの音を中心に中域にも存在感があり、奥行きを表現し、高域は高さも出すので天球のような広さを感じられる(petit milady「azurite」、分島花音「world’s end, girl’s londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラム優位。ただドラムの振動感が強く出るので、弾力的で粘りがあり、アタック感の感じられる生命感と遊び心が感じられる。これは素直に気持ちよい(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:高域は高く、透明で綺麗に抜けて光を感じさせる明るくきらびやかなイメージ。一方で中域ではのびやかさはそのままながらだいぶ肉厚で生命感のあるあたたかみのある音になる。

 

【3】官能性

 Choucho「空とキミのメッセージ」は水平線のように広がる厚みのある中低域の上に、高域女性ボーカルが陽光を受けて高く突き抜ける鮮やかさがあって、素直に良い。 ピアノと弦楽音が奥行きと煌びやかさを演出し、叙情性も高く、全体としてキラキラとした青い空と海の輝きと広さが感じられる中にボーカルの歌声ものびやかに開放されていく。 どんどん吹っ切れて気持ちが前向きになっていく曲調がうまく出ていて、聞いていてとても元気づけられる。

  ピアノと低域に精彩があるので、ジャズも楽しい。 Rasmus Faber 「コスモスに君と Jazz ver.」は立ち上がりの良いパーカッションが作る軽快な音場の中をピアノが鮮やかに踊るように駆け抜けていく。 しかも低域が足場を明確に作るので上滑りせずに音楽が身体に染みこんでくる。

  分島花音「RIGHT LIGHT RISE」は高さの上下が楽しい。 サビ前までは低域に近く肉厚に迫っているボーカルはサビで突然天井が抜けたように高く飛び上がるようになり、弾みを増して明るさを増す。 終始エネルギッシュな低域が楽しい音場に活力を与え続けるのも心地よい。 そして時折聞こえる金管楽音が広さと高さを意識させる。

  Kylee「大好きなのに」もレベルが高い。 この曲に必要な要素である、力強いが抜けの良いボーカル表現、生命力溢れるドラム、鮮やかなピアノ音すべて揃っている。 前半でエネルギーを溜め込んでフラストレーションがたまっていく緊張感が、サビやクライマックスに気持ちよく開放されるスカッとした爽快感が出ている。ぐだぐだとした恋が終わりにかけてすっきり吹っ切れる感じで元気にさせられる。

 

【4】総評

  この価格帯ではかなりよい出来のように思う。 低域重視だが躍動感があって、重たさはあるが音場を暗くしない。 そして中域でしっかり聞かせる肉厚ボーカルは高域で透明にきれいに高く抜けていく。 やや聞き疲れしやすい音ではあるものの、迫力は満点で音像に乱れもなく、シンバルなどにシャリ感があるものの、不快なほど尖らない。

 遅延は感じられず、aptX対応の音質を音楽・動画問わず思う存分楽しめる。

 

AUSDOM ワイヤレス ヘッドホン ブルートゥース ヘッドフォン bluetooth ヘッドセット 密閉ダイナミック型 M05


【ワイヤレスヘッドセット AUSDOM M05 レビュー】低域の活きの良さにアタック感と精彩感のあるヘッドフォン。aptX対応。日本語を含む多言語マニュアル付属

【ワイヤレスヘッドホン Satechi Bluetoothヘッドホン レビュー】アンティーク調でクラシックスタイルのミドルレンジBluetoothヘッドフォン。大音量でも音像が荒れない

Satechi アルミニウム Bluetooth ワイヤレスヘッドホン(iPhone 6, Samsung Galaxy S6などスマホ・タブレット用3.5mmオーディオ出力ジャック付き)低音迫力 ワイヤレス音楽ストリーミング対応 (ゴールド)

 

 アルミフレームにレザー調のイヤーパッドとヘッドバンドというアンティークデザイン。 全体として軽量でやや圧迫気味ではあるが、締め付けはそれほどきつくはない。 遮音性は高く、環境音はかなり低減されるが、音漏れは多め。

 aptX非対応。

 遅延は全く感じられないので動画鑑賞に向くが、数時間のテスト中、数回途絶が見られた。 だが途絶はきわめて稀であり、ときどきプツッと切れて電池切れかと驚く程度。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品は英語マニュアルと日本語マニュアル、USB充電ケーブル、AUXケーブルが付属する。 左イヤーパッド裏にボリューム調節があるが、これはプレーヤーの音量調節とは独立に動作するようだ、 BT入力の他にAUX入力に対応する。

 

【2】音質

 傾向としては大ざっぱに言えばドンシャリとなろう。

 だがシャリ感はほぼなく高域は聞きやすい音。 非常に安定した解像度の高い音像は大音量でも崩れない。

 ほどよい距離感がありながら存在感と躍動感で音場をタイトかつ弾力的に演出する低音と広めの空間表現を作る中域。細かな音まで丁寧に拾う解像度の高さで緻密さも感じられるので、価格相応の音質は文句なくある。 密度よりは空間重視の表現であるが、タイトな低音はエネルギーを内側にほどよくためて決してスカスカな表現にはならない。

[高音]:透明感の強い音だが、尖りもなく温度感もある優しいが綺麗な音。息づかいが感じられる。ややハスキー気味に聞こえるかも知れないが、のびやかでほどよい突き抜け感もある(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:やや奥まるが方向感が強く広さに貢献する。中域は鮮やかさにやや欠けるところもあるかもしれない。ピアノもギターも落ち着いた味付けでしゃくるようなところはそれほど出ない。

[低音]:40hzくらいまでしっかりと振動し、存在感がある。地鳴り感と張りのよい音で粒感があり、音像にボケが少ないタイトな音。沈み込む感じはない弾む元気な低音で腰高な空間演出に貢献している(分島花音「killy killy JOKER」、UVERworld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:左右の方向感と奥行きがあり、中域は広くその中域を低域がしっかり支え、抜けはそこそこで高さはほどほど。全体として三角形。(petit milady「azurite」、分島花音「world’s end, girl’s londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラムの精彩、躍動感がかなり強いのでパーカッションはドラムが支配する。そのせいか音場を展開していくよりは安定させるタイトな表現になりがち。(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:女性ボーカル向き。透明感と温度感がうまく調和した音色で刺さりのような不快要因が少ない。中域ではすこし分離感が弱まるところがあって低域に近づくほど混ざりやすくなるので男性ボーカルは少し聞きづらい場面もあるかも知れない。

 

【3】官能性

 歌組雪月花「回レ!雪月花」の中毒性がよく出ている。 低音のリズムビートが鳴り響いて躍動的な音場を意識させる中を女性ボーカルが踊るように自由に進んでいく。 そして緻密な楽器音がそこかしこから方向感を伴いながら楽しく響いてくる。

 同様にClaris「CLICK」も同様にリズムビートと緻密で空間的な音楽表現に女性ボーカルデュエットが主導する曲。 低域ビート優位でやや安定感重視ではあるものの、ボーカルを包み込んでいろんな音が方向感を伴って聞こえてくるので音場全体が弾んだり飛んだりするような楽しさがある。

 UVERworld「CORE PRIDE」は完全に低域ビートとボーカルが支配している。 ギターやキーボードの存在感がやや薄いので鮮やかさに欠けるが、一方でボーカルとタイトに引き締める低音がメリハリ良くまとめあげている。

 

【4】総評

 価格帯的にはミドルレンジに入ることもあり、低価格帯BTイヤホンにありがちな音の乱れる感じがほぼない。 高域の透明感と生気のある音と低域の音像のぶれない、躍動的な音に妙味がある。

 曲はどうしても安定感重視になるが、空間表現に緻密さもあってクラブミュージックは中毒性が高い。 ギターにアタック感がやや足りず、ピアノに鮮やかさが欠けるように思われるが、音像自体はきれいで価格相応の丁寧な表現。

 アタック感を求めている人にはややおとなしく感じられるヘッドフォンだが、安定的かつ躍動的、緻密さも忘れない表現は素直に楽しい。

 ちなみに外観はPioneer SE-MJ561BTと細かい差異があるものの、非常によく似ている。

 

 

Satechi アルミニウム Bluetooth ワイヤレスヘッドホン(iPhone 6, Samsung Galaxy S6などスマホ・タブレット用3.5mmオーディオ出力ジャック付き)低音迫力 ワイヤレス音楽ストリーミング対応 (ゴールド)


【ワイヤレスヘッドホン Satechi Bluetoothヘッドホン レビュー】アンティーク調でクラシックスタイルのミドルレンジBluetoothヘッドフォン。大音量でも音像が荒れない

【ゲーミングヘッドセット AUKEY GH-S1 レビュー】高域から低域までバランスが良く、立ち上がりのよいメリハリのあるサウンドで価格以上の音楽体験が可能

AUKEY 密閉型 3.5mm ゲーミングヘッドセット ヘッドフォン ヘッドホン マイク付き PCゲーム用 騒音隔離&ボリュームコントロール ゲーミングステレオヘッドホン GH-S1

AUX入力式のステレオゲーミングヘッドセット。 厚めのイヤーパフと柔軟でよくしなるヘッドバンドが心地よい付け心地をもたらしている。 ヘッドバンドは手で伸ばせばほぼ水平一直線まで伸ばすことができるほど柔軟。

【1】外観・インターフェース・付属品

付属品は日本語マニュアルが付属する。 ケーブルはゴムコード式でここは最近のゲーミングモデルで一般的なナイロン編み込みに比べてやや物足りなく、価格相応というところ。

ケーブル中途にコントロールユニットがあり、ボリュームコントロール、マイクON/OFFなどをワンタッチで行える。

このコントロールユニットは類似品の中では小さめ。 ほかのゲーミングモデルではこのコントロールユニットが大きめで邪魔なものもあるが、小さく軽く重さを感じないので付け心地にほとんど影響しない。

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だが驚くべきはヘッドバンド。 このようにほぼ水平まで曲げ伸ばしても問題ない柔軟さで付け心地に大きく貢献する。

【2】音質

一聴して気づくのは立ち上がりの良いところで、比較的低価格のモデルにしてはメリハリ感があり、ゲーミングだけでなく音楽鑑賞でもかなりの実力を感じる。 ゲーミングモデルらしく、躍動的で存在感のある低域に比較的高域までフラットな音場、広めの空間表現。 価格の割に解像度も高く感じられる。

[高音]:天井感はすこしあるものの、ほどほどのびやか。温度感もありやわらかめで刺さりにくい音。(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:左右の方向感が強く、音源の移動のある曲はその移動による立体感を感じやすい。左右への張り出しが強く、音場とボーカルを左右から支える音で存在感もある。ただし背景の細かい音は奥行き感を出すためか弱く出やすく存在感が希薄なところが若干あり、ここは価格相応か

[低音]:低域は存在感のある音。70~60hzのあたりに振動が綺麗で比較的存在感のある部分があり、ここらへんが深いが躍動的な低域表現の肝になっている気がする。50~30hzも振動感は失われず、30hz付近でも振動に乱れがなく綺麗。低価格帯のモデルでは低域の丁寧な表現にかなりこだわりを感じる。なおゲーミングモデルでありがちな特定周波数での強振動はない(分島花音「killy killy JOKER」、Round Table featuring Nino「Rainbow」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:深いが躍動的な低域がやや下方向にしっかりとした床面を築き、その上に左右に強い中域が広めだが領域の明確な空間を作る。天井感はあるので深めの箱形といったような音場だ(petit milady「azurite」、分島花音「world’s end, girl’s londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:立ち上がりは良く低域ドラムは活きが良い。ただしシンバルは存在感が薄めでやや遠くおとなしい(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:全体として一貫性があり、分離感は強い。のびやかさはそこそこあり、突き抜け感と透明感には欠けるが、温度感は失われず男性女性問わず比較的自然な味付けである意味万能。

【3】ゲーミング体験

左右の方向感が強く、オブジェクトの方向はわかりやすい。 一方でやや空間表現で奥行きが感じづらく、平面的に思うかもしれない。 ナレーションは近く、リバーブはやや強いかと思われるが、不自然さはない。 PC版「Witcher3」は緻密なオブジェクト音が広さや奥行きを感じさせるオープンワールド的な味付けが強いゲーム。 このヘッドセットではかなり左右の方向感が強く、ステレオ感が強い。 ナレーションなどが画面の旋回に合わせてめまぐるしく左右に移動する。 オブジェクト音も近くの音がだいぶ左右に耳の後ろあたりまで近く鳴る一方、遠くの音も左右に分かれた感じがある。 足音は下方向からしっかり聞こえるので主人公の身長は感じ取ることが出来る。 ただ広さは感じやすい。

ホラーゲームではこの左右に強い演出が狭さと恐怖感の表現に役立っている。 リバーブ感もあるので金属や叫び声の残響音などに恐怖を感じさせる空気感がある。 前述の通り強振動する周波数がないことから打撃音などに衝撃度はなく、過激さは抑えられた音で迫力は少しおとなしいかもしれないが、聞きやすく長時間プレイでも聞き疲れしにくいのはよい。

【4】マイク

B01C82Q1R8.jpg

声は硬質で少し引き締まって聞こえる。

シャープな印象でチャットなどでも聞き取りやすそうな音だが、反面キーボードの打鍵音・マウスのクリック音もかなりはっきり拾う傾向がある。 一方で環境音由来のノイズは感じられず、PCの動作音もほぼ入らない。

【5】総評

付け心地が良く、聞き疲れしにくい音ながらメリハリ感と左右の方向感に秀逸さの光るヘッドセット。 音がややステレオで平面的になりがちというところはあるものの、深掘りされながらも躍動的な低域、比較的自然なボーカル表現に価格以上の良さを感じる。

ゲーミングモデルとしては奥行き感と衝撃度に乏しいものの、聞きやすく左右の方向感も強く近くの敵の位置関係などは把握しやすい。 ここらへんは低価格帯なりにプレイフィールに重要な部分に注力して削ぎ落とした感じで、敵と近接して戦うアクションゲームはプレイしやすく楽しいはずだ。

ゲーミングモデルでありながら音楽表現にも独特の良さがあり、ありがちな空間表現の歪みがないので音楽向けとしてもパフォーマンスは悪くない。

エントリー向けとしてはかなりおすすめできる製品の気がする。

AUKEY 密閉型 3.5mm ゲーミングヘッドセット ヘッドフォン ヘッドホン マイク付き PCゲーム用 騒音隔離&ボリュームコントロール ゲーミングステレオヘッドホン GH-S1


【ゲーミングヘッドセット AUKEY GH-S1 レビュー】高域から低域までバランスが良く、立ち上がりのよいメリハリのあるサウンドで価格以上の音楽体験が可能

【防水ワイヤレススピーカー Dylan E820 レビュー】吸盤で壁面に設置するかカラビナで吊り下げる形式の防水スピーカー。IP65で生活防水としては十分な性能。ただし水没は無理

Dylan Bluetooth スピーカー 防水(IP65等級)/防塵/耐衝撃 ノイズクッションマイク内蔵 TFカード対応 吸盤式 アウトドア(ブラック)

 

 軽量で小型の防水スピーカー。 重量は145gで片手で握れる大きさなので邪魔にならない。

 aptX非対応。遅延は一瞬あるが、ほとんど感じられない。 動画では口パク感はほんの少しあるが、注意しないと気づかない程度。

  防水性能はIP65。 夕立やシャワーで水を当てる程度ならOKだが、水没はいけませんというレベル。 生活防水としては最高クラスの性能で風呂場やプールサイドでも使える。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品は英語マニュアルとUSB充電ケーブル、吸盤、カラビナが付属する。 本体側面に操作パネルがあり、Play/Pauseやモード変更、ボリューム上下、曲戻し送りに対応する。 またSDCardから音楽を入力することもできる。

 AUX入力には対応しない。

 

【2】音質

 ボーカル中心の音でボーカル曲は素直に聞き心地が良い。 音場は平面的だが、大音量でも音がわれにくく、聞きやすい音だ。

 [高音]:のびやかで突き抜け感はまあまあ。ただ刺さりや尖りと無縁で聞きやすい音(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:解像度がやや甘く、ガチャガチャしがち。ボーカルに精彩があるのに対し、楽器音は背景に回りがち

[低音]:きれいな振動音だがおとなしく、60hz以下はほとんど無音(分島花音「killy killy JOKER」、UVERworld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:低域はおとなしく深みもあまりなく素直に床を作って支える。左右の方向感もそれほど感じず、楽器に奥行き感が多少ある程度で平面的。楽器の描き分けもややぼんやり。ボーカルだけは明瞭に分離(petit milady「azurite」、分島花音「world’s end, girl’s londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:アタック感はあまりないが、そこそこ躍動感はあり、意外に目立つ音でボーカルを支える(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:ボーカルが分離され、それに注力している印象でほかの楽器がややぼやけているのに対し、やたらと精彩があり、聞きやすい。どちらかといえば女性ボーカルが得意。

 

【3】官能性

  歌組雪月花「回レ!雪月花」のようなボーカルとリズム中心の曲は素直に面白い。 立体感はないうえ、背景がややガチャガチャとしてはっきりないものの、ボーカル主導で楽しく演奏する。

 ボーカルは得意だと言ったが、例外はあるようだ。 男性ボーカルの中孝介「君ノカケラ」ではおそらく震えの強い独特の表現のせいか、ボーカルの音像がかなりぼやけてノイズ感がある。 技巧的なボーカルに対しては場合によって表現が落ちることがあるかも知れない。

 UVERworld「僕の言葉ではない これは僕たちの言葉」もやはりボーカル中心の曲。 キーボードやギター音、パーカッションも背景に回ってボーカルに注力する味付けだが、この曲では満足度が高い。

 

【4】総評

 軽量小型の形状、高い防水性能と音楽を持ち運ぶ楽しさに特化したワイヤレススピーカー。 遅延もほとんどないので動画鑑賞にも堪える。

 音質はボーカル中心で高域のほうに比重があるようでとくに女性ボーカルに精彩はこの大きさのものではなかなか。

 

Dylan Bluetooth スピーカー 防水(IP65等級)/防塵/耐衝撃 ノイズクッションマイク内蔵 TFカード対応 吸盤式 アウトドア(ブラック)


【防水ワイヤレススピーカー Dylan E820 レビュー】吸盤で壁面に設置するかカラビナで吊り下げる形式の防水スピーカー。IP65で生活防水としては十分な性能。ただし水没は無理

【ゲーミングヘッドセット KOTION G9000改 レビュー】ステレオ音源だが、疑似7.1chで方向感と広さを感じる。エントリークラスゲーミングヘッドセットとしてはかなり使い心地が良い

【改善版】KOTION EACH 3.5mmゲーミング ヘッドセット 7.1chサラウンド 高音質 密閉型 音量調節可能ヘッドホン マイク/LEDライト付きPCゲーム用有線ヘッドバンド ソフトレザー式 PS4(プレイステーション4) iPhone 6/6S Samsung Galaxy/iPad/MacOS/Linux/HTPC/IPTV/Google/Andriod TV Box タブレット ノートパソコン スマートホンなどに対応 (G9000ブラック&ブルー)

広い空間表現と躍動的な音表現、しかも個体差の少ない安定した品質で定評のあったKOTION EACH G9000。

そのブラッシュアップ版が登場した。

外観上はほとんど変化がないように思える。 ヘッドバンドがよく伸縮し、普通のヘッドセットはきつく感じる人でも比較的圧迫感を感じづらい。 またヘッドバンドにひねりを加えてもかなり柔らかく曲がるため、損傷しづらく、頭の形合わせて柔軟に曲がるので耐久性や装着感はエントリークラスでは高め。

【1】外観・インターフェース・付属品

付属品はマニュアルと4極プラグをマイク入力とオーディオ出力に分岐するケーブルアクセサリが別途付属していた。 残念ながら日本語の解説はないが、付属ソフトウェアなどはないので、不要だろう。

USBは音声入出力には使わずヘッドセットを光らす電源をとるだけのもの。入出力は4極ステレオミニプラグを利用する。 ケーブルはナイロン編み込みで丈夫。

【2】音質

方向感と空間表現に優れており、左右の移動感はとくに強く、奥行き感もある。 低域に肉太で厚い振動感があるのでゲームでも衝撃音に重みを感じやすく、かなり臨場感は強い。 一方でよくある低域での強振動はなく、ヘッドセットが効果音に合わせてブルッと震えるようなことはない。

ゲーミング向けのこの空間表現は音楽を聴くとこの点はやや歪んだ表現になって出て、パーカッションが妙な位置から聞こえたりするところがあり、ボーカルも全体として肉厚で太く聞きやすいがとくに女性ボーカルは暗めになる。

[高音]:高域は天井が近く、行ってこいな表現(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:中域はかなり近めに張り出したところに楽器が張り出してきて、左右に乗り出してきたり、かなり奥まったりといろんなところから音が聞こえて楽しいところはある。味付けはギターやベースはかなり落ち着いている反面、ピアノはかなり存在感があり鮮やかさもそこそこ。

[低音]:100~80hzはややブワーッとするところはあるが、70~60hzが締まってきれいな音を出す。50hz以下は素直に減衰していくが、この70~60hzくらいの締まりの良い音が深めの足場感を形成していて、下方向に深掘りされた感覚がある。ドラムなどは下に向かって降りていって、下で反動して地鳴りを形成する感じだ。それが安定感のある渋い音につながっている(分島花音「killy killy JOKER」、Roud Table featuring Nino「Rainbow」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:天井感があり、低域が下で強い存在感を示すので逆三角形に深い印象(petit milady「azurite」、分島花音「world’s end, girl’s londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:立ち上がりはそこそこよく、音の弾みに上下幅が感じられて躍動感のある音。楽器がかなり前まで張り出してくるものの、ボーカルをこえて後ろ側まで来ることはまれ。またかなり自由に広くパーカッションが動くので楽しい表現に思う(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:ボーカルは頭の中心あたりに一貫して陣取っている。高域は少しのびやかさや透明感、突き抜け感にかけた声色になり、暗く感じやすいため、女性ボーカルはやや元気がないように聞こえるかも知れない。

【3】ゲーミング体験

前述したようにかなりヘッドフレームは柔軟でイヤーパッドも厚めで柔らかい。 軽量なプラスチック製で長時間プレイでも疲れにくい。

ステレオにしてはかなり緻密な空間表現をし、方向感が強いため、画面を移動させるとはっきり音の方向が変わるのがわかる。 また効果音に衝撃性があり、迫力はかなりのものだが、一方で低域音が強く振動するよりはタイトに引き締まるので圧迫感は少ない。 反面震えるような強い衝撃を好む人には音の存在感の割に演出が物足りなく思うこともあるかもしれない。 低域の深みが主人公の足音などをかなり下から聞こえさせ、身長を感じさせる高さの表現がうまく出ている。

奥行き感も緻密で比較的近めの音と遠くの音を存在感を保ちながらよく表現している。 このクラスのヘッドセットでは奥行き感を出すのに遠くの音を単純に弱く小さくするものがあるが、このヘッドセットは遠方の音にも存在感があり、それが広さを感じさせてくれる。 ただ背後の音は背後というよりは横から聞こえるが、これはステレオヘッドセットの限界と言うべきだろう。

ナレーションは台詞は近く分離されていて、聞きやすい。

エコー表現はちょっと強めだが、不自然さは少ない。 このエコー表現のほどよい強さは狭さを表現するのに効果的で、廃墟系ホラーゲームではあらゆる効果音に生々しい反響感が出て恐怖を盛り上げてくれる。 開放的なオープンワールド系のRPGやFPSに向くだけでなく、ホラーゲームにも比較的万能な聴き応えを発揮するヘッドセット。

このクラスのステレオヘッドセットとしては非常に優れた方向感と空間表現はどんなゲームにも安定的に満足感を与えてくれるところがある。

【4】マイク

マイク感度はこの価格帯ではかなりよい。 環境音を素直に拾うのでPCパーツのファンノイズなどが混ざりやすいところがあるものの、録音される声質はかなり自然で篭もった感じもなく、自分の意識する地声に近い。 歌を歌うとそれなりののびやかさも出る。

【5】総評

空間表現が広めで方向感も強く、奥行き感もある。 ゲーミングヘッドセットとしては素直に広い空間が楽しみやすく、しかも方向感が明瞭なのでFPSなども楽しめる。 装着感にも圧迫感がなく、音も圧迫感がなくて聞きやすいので長時間プレイでも疲れにくい。

エントリークラスのゲーミングヘッドセットとしては現状一番か二番におすすめできる製品に思う。

【改善版】KOTION EACH 3.5mmゲーミング ヘッドセット 7.1chサラウンド 高音質 密閉型 音量調節可能ヘッドホン マイク/LEDライト付きPCゲーム用有線ヘッドバンド ソフトレザー式 PS4(プレイステーション4) iPhone 6/6S Samsung Galaxy/iPad/MacOS/Linux/HTPC/IPTV/Google/Andriod TV Box タブレット ノートパソコン スマートホンなどに対応 (G9000ブラック&ブルー)


【ゲーミングヘッドセット KOTION G9000改 レビュー】ステレオ音源だが、疑似7.1chで方向感と広さを感じる。エントリークラスゲーミングヘッドセットとしてはかなり使い心地が良い

【ゲーミングヘッドセット SADES Arcmage レビュー】軽量で付け心地も軽く、そして音も広く軽いゲーミングヘッドセット

SADES 超軽量3.5mmステレオ ゲーミングヘッドセット USB有線ゲーム用ヘッドフォン 音量調節 LEDライト付き ノイズキャンセリング機能 PC Gamer Notebook Laptopなど対応 ホワイト

軽量なプラスチック製ゲーミングヘッドセット。 大きくてそこそこ厚めのイヤーパッドに柔軟なヘッドフレームが圧迫感を感じさせない軽い付け心地。

デザイン的に開放型に近いかと思ったが、実際は密閉型に近く、音漏れは意外と少なめ。 一方で遮音性はほとんどない感じだ。

【1】外観・インターフェース・付属品

付属品はマニュアルのみ。 残念ながら日本語の解説はないが、付属ソフトウェアなどはないので、不要だろう。

USBは音声入出力には使わずヘッドセットを光らす電源をとるだけのもの。 入出力はステレオミニプラグとマイク入力プラグの2本で行う。

【2】音質

全体としてフラットで空間性重視。 低域は存在感があるが遠く、ななめ下方向を広げる沈む音。 音は全体として軽妙で聞きやすいシャープだが刺さらない味付け。 聞き疲れしにくい、しかし空間性を楽しめる味わいで、フレーム同様圧迫感のない音で広く、開放感がある。 一方で音味は籠もりがちなところがあり、温度感はあるが、やや丸みが強い。 ただ中低域でやや音割れするところがあった。 また音密度の高い曲は荒れる。

[高音]:高域は温度感がある音だが、透明感は足りず、やや太めで暗く感じるかも知れない。天井は近め(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:奥行き感と左右方向の広さもある。ボーカルをかなり手前まで囲い込む感じがあり、ボーカルにやや奥まった感じが出る。中低域あたりでやや荒れるところがあり、そこらへんでは音割れしやすく思う。曲によってはかなりざわつく。

[低音]:深めで顎下へ沈み込む音。ゲーミングモデルは強く振動する周波数帯があったりすることがあるが、このヘッドセットは比較的素直に90~60hzくらいで振動感と存在感があるが強く震えることはなく自然。100hzくらいはかなり荒れた音に聞こえるので、これが中低域の荒れの原因になっているのかも知れない(分島花音「killy killy JOKER」、Round Table featuring Nino「Rainbow」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:低域が沈み込むので下方向に深く感じる。天井は逆に近く、また中域はかなり手前まで張り出してくるところがあり、そのせいか逆円錐に下に向かって締まっていく感じがする(petit milady「azurite」、分島花音「world’s end, girl’s londo」でテスト) [パーカッション・リズム]:シンバルはかなりもさっとした音で粒感が強い。低域パーカッションがやや自己主張強く、また意外に広い音場を前後左右に結構自由に動くのは面白い(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:ボーカルは曲によっては張り出してくる楽器音に埋もれるところはある。

【3】ゲーミング体験

全体としてきつさのない聞きやすい音で長時間プレイ向き。 主人公近くの音がかなり張り出して耳の後ろあたりまでいくので、敵に近づいて戦うとその臨場感が高く感じられる。 主人公の音はやや前で聞こえる。 方向感はかなり強く、ステレオにしては緻密に感じる。

ナレーションはかなり近い。 エコー感も出るが、強すぎない味付けで歪みは感じない。

低音の衝撃度はそれほど強くないが、空気を振るわす風圧感のようなものはしっかり表現する。 火や水の音、金属音はかなり軽い味付けで生々しさは薄い。 一方で方向感は強いので、敵の存在感はかなり明確に出る。

全体として開放的なオープンワールド系のRPGやFPSに向く気がする。 ホラーゲームも方向感が強いので追ってくる敵の気配を感じられるのは楽しいが、オブジェクトの音に密度感がないので雰囲気に恐怖感が出にくい。

【4】マイク

マイク感度は普通。 ただ声の色合いが硬質でかなり変わって聞こえるかも知れない。 キーボード音などは結構入る。

【5】総評

空間表現が広めで方向感も強く、奥行き感もある。 ゲーミングヘッドセットとしては素直に広い空間が楽しみやすく、オープンワールド系ゲームに向く。 装着感にも圧迫感がなく、音も圧迫感がなくて聞きやすいので長時間プレイでも疲れにくい。

やや音割れしやすい中低域が気になるものの、価格を考えるとこの空間表現の楽しさはかなりのパフォーマンスを感じる。

SADES 超軽量3.5mmステレオ ゲーミングヘッドセット USB有線ゲーム用ヘッドフォン 音量調節 LEDライト付き ノイズキャンセリング機能 PC Gamer Notebook Laptopなど対応 ホワイト


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