【ハイレゾ対応ヘッドセット ELECOM EHP-R/OH1000A レビュー】低価格でハイレゾ対応。のびやかでなめらか、軽量で抜群の装着感。コスパ良好。ELECOMはもはやオーディオメーカーとしても一流

エレコム EHP-R/OH1000AGD [ゴールド]

 

おすすめ度((おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。))

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 比較的低価格でハイレゾ対応するELECOMのヘッドセット。ELECOMというとパソコン周辺機器メーカーとしてのイメージが強く、チャット用にコスパの高いPCオーディオを作っているイメージがある。というか私にはあった。だが、このヘッドホンを手に入れて、私の認識は変わった。もはやELECOMは立派にオーディオブランドとしてもやっていける実力がある。この価格でここまでの音質を実現しているのだから、文句のつけようがない。

  首かけしても音楽が聞こえる。遮音性は良好だが、音漏れはそこそこ多い。

 筐体は折りたたみ可能で軽量。イヤーマフはふわふわと柔らかく、装着感は軽いので疲れにくい。

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品は取扱説明書のみ。

 

【2】音質

 前屈みというかかなり張り出しの強い、近さと厚みの感じられる表現で、音楽に包まれている感じがある。自分の頭の周りに球状の空間を感じ、没入感だけ見ればかなりなもの。音質としては熱量高めの重厚さがあるサウンド。

 

[高音]:のびやかで弾みもあり生命感のある音。立ち上がりも良く元気(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:弦楽音が鮮やかでのびやかなのに驚いた。情感に優れ、広さを丁寧に表現する。

[低音]:100Hz~40Hzまで自然な減衰をし、30hzから沈む。重みのある音(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:かなり緻密な解像度を感じる。広さも感じやすく、奥行きもある(petit milady「azurite」、分島花音「world’s end, girl’s londo」でテスト)
[パーカッション・リズム]:粒感がある音だが、自然な風味があり、スティックに木の材質、シンバルに生の金属の重みを感じる有機的な鳴り方で非常に精彩を感じる(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)
[ボーカル傾向]:高域まで自然な生命感のある音で、解像度の高さを感じる。突き抜け感も良好で高さもきれいに出る。

【3】官能性

 nano.RIPE「プラネタリウム」はまずギターのアタック感が良好で、中域以上を邪魔しないドラムにほどよい重みがある。シンバルは精彩豊かで金属の材質を感じる生々しさのある音。ボーカルと楽器の距離感も良く、一体感がある。

 秦基博「水彩の月」では弦楽の音がリアル。つま弾く音の響き、ストリングスののびやかさが丁寧に表現されている。ボーカルは自然にのび、肉感を維持しながらかすれる。乾いた感じのない自然な味わい。全体的に解像度高めで確かな表現力を感じる。

 鹿乃「Stella-rium」では立ち上がりのよいパーカッションがアタック感に満ちている。ぬくもりが失われないのびやかなボーカルは高域まで弾力のある声を出す。躍動的で楽しい曲調が丁寧に出ている。

 Claris「reunion」は緻密だが、キレもある鳴り方でうるさくなりすぎない。何より生々しく生命的な伸びやかさを持ち、きれいに突き抜けるボーカルが有機的な色合いをもっていて、元気で明るい曲調が体温を伴って表現されている。

 

【4】総評

 これはコスパが良好すぎる。ハイレゾ対応でコスパ重視のヘッドセットを探しているならかなり有力な候補として選択肢に入るはず。ハイレゾ音源の表現を丁寧に再現する細かな造型は生命力に満ちていて、瑞々しい。装着感もかなり考慮されていて、高級機種に劣らない圧迫感のない付け心地は秀逸。

 価格を考えると音質・装着感ともに恐るべきハイレベルでまとまっていると言わざるを得ない。

 

エレコム ハイレゾ対応ヘッドホン(ゴールド)ELECOM EHP-R/OH1000A EHP-R/OH1000AGD

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