【カナル型イヤホン JBMMJ MJ9013 Plus レビュー】深掘りされる低域となめらかな表現。弦楽の艶めかしさに魅力

AIKAQI 密閉型 カナル型 イヤホン マイク付き 音楽再生 iPhone4/iPhone5/iPhone6/Samsung galaxy/MP3/MP4/PC 等対応 高音質 ヘッドホン MJ9013 Plus

 

おすすめ度((おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。))

f:id:kanbun:20160526050131j:plain

 末広がり状のハウジングの装着感は悪くないカナル型イヤホン。遮音性は普通で、若干音漏れは大きめ。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 中国語と英語の説明書、携行用ケースとイヤーピースの替え、PC用のオーディオ・マイク分岐コネクタが付属する。ケーブルのタッチノイズは比較的抑えめ。

 

【2】音質

 比較的奥行きと広さの感じられる低域重視モデル。メリハリよりはなめらかな豊かさを感じさせる味わい。尖りは少なく、比較的自然な味わいを楽しめる。低音はかなり深掘りされる。全体として重たい音質だが、音場の広さもあって豊かさは感じやすい。

 

[高音]:のびやかで丸い。ほどよく肉厚さもあり、尖るところのない聞きやすい音(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:中域はやや奥まり、場合によっておとなしめに感じることもある。ピアノやギターはエッジがとれた音でなめらか。バイオリンなど弦楽ののびやかさがうまい。

[低音]:80hz~60hzがとくにブーミーで厚く、70hzにピークがある。50hzからは重く沈む。20hz以下にもしっかりした振動感があり、深さを感じやすい。ブーミーな層が床を作るが、表層への浮かび上がりはそれほどないので弾みはあまり感じられず、どちらかといえば下方向にエネルギーを溜め込む(分島花音「killy killy JOKER」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:左右に張り出すところも多少あるが、どちらかといえば奥行きが強めでボーカルの後ろに空間が広がる(petit milady「azurite」、分島花音「world’s end, girl’s londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:比較的なめらかな表現でメリハリをつけて主導する感じは薄い(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:ボーカルは分離感が強く、中域ではとくに近め。高域ではシャープさがなくなめらかな音なので、高域ではそれほど高く突き抜ける感じはない。

 

【3】官能性

 井口裕香「Hey World」は低域の強い地鳴り感がパワフルで、その支えの上になめらかでのびやかな音がやわらかい空間を作る。高域方向への突き抜けはそれほど強くないものの、中域の伸びやかな表現は情感強めで聴き応えはある。

 茅野愛衣「オラシオン」はエッジがやや少なめで緻密な中毒性は減っており、また楽器音が奥まっているので篭もって感じられるところはある。低域にほどよくエネルギーを与えられながら、ボーカル中心で味わえる表現になっている。

 やなぎなぎ「アクアテラリウム」はやや重たい。ボーカルは肉厚で温度感が増しており、温水的。透明感よりはぬくもりが強い。低域よりの楽器音も非常に密度が高く、熱量も多いので、全体として熱帯的な音楽になっている。

 Claris「irony」も低域の重めのリズムが目立つ。奥行き感が強く、クラブサウンド独特の緻密な空間はボーカルより少し離れており、ややおとなしい。ボーカルは大人びた雰囲気があり、肉厚でやや理性的。

 

【4】総評

 深掘りされる低域は安定感のある音楽性が出やすい。奥行きがあって広さは感じやすい。とくに弦楽系の艶やかさ、のびやかさは価格を考えるとレベルが高い。一方でシャープネスの少ないなめらかな音は聞きやすい反面、篭もったような印象を与えがちでもある。ロック向けのようなパッケージだが、どちらかというとJAZZ向きの気がする。

 

AIKAQI 密閉型 カナル型 イヤホン マイク付き 音楽再生 iPhone4/iPhone5/iPhone6/Samsung galaxy/MP3/MP4/PC 等対応 高音質 ヘッドホン MJ9013 Plus

広告