【カナル型イヤホン ONSON KZ-ATE01 レビュー】コスパ最強クラス。豊富な付属品、煌めきもあり表現豊かな音質。

ONSON 高音質 カナル型 イヤホン 銅製ドライバーユニット 遮音 ヘッドフォン ブラック

 以前レビューしたBengooのKZ-ATEと同じ製品。比較的おすすめの低価格イヤホンだ。3000円程度で買える手頃な価格設定ながら、コンプライイヤーピースも付属し、しっかりした装着感とそれに伴う締まった音質を楽しめる。遮音性は標準よりは高めだが、音漏れは少し目立つ。

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はプラスチック製のキャリイングケースとイヤーピースの替えが付属する。細めのケーブルはタッチノイズが感じられず快適。

【2】音質

 高域は精細でシャリ気味に出やすく、大音量では刺さったり割れたりする場面もあるかも知れない。適正音量ではシャープでキレのよいサウンドがなかなかに味わい深い。低域は弾みはあるが、おとなしめ。広さも感じやすい。ボーカル重視で楽しめるわかりやすい味付け。

[高音]:精密な音といった感じでこの価格ではなかなかののびやかさと透明感、突き抜け感がある。音量を上げると割れたり刺さりやすいところはあるものの、適正音量なら高さもきれいに出て、ほどよいなめらかさと艶やかさもある(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:若干奥まるが、艶やかさが感じられる。広さを感じる。金属音などはキラキラというよりはキランキランという鳴り方。
[低音]:低域はおとなしめ。100hz~60hzくらいまでブーミーな振動音が聞こえ、50hz以下は沈む(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:広めの空間で高さも出る。三角形(petit milady「azurite」、分島花音「world’s end, girl’s londo」でテスト)
[パーカッション・リズム]:粒感強めだがドラムがややぼーっとしている。シンバルが薄味になりやすい(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)
[ボーカル傾向]:ボーカルは分離感強めで明確。

【3】官能性

 Claris「CLICK」は広さが感じられ、その広めの空間にボーカルがかなり分離して一貫性を持って中心を占めている。デジタル的な音に妙味があり、シャリ気味だがきらびやかな感じで出るので豪華さを感じやすい。リバーブ感も透明さがあり、のびやかなうえに突き抜ける感じも出やすい。

 分島花音「RIGHT LIGHT RISE」は若干軽め。音に重みはなく全体的に軽快で上方向に浮かびやすい印象。ただ緻密さはほどよくあり、広さも感じられるので、開放的で明るく元気なのは美点だろう。

 supercell「My Dearest」はボーカルに絡みやすい楽器音が比較的分離されていて、ボーカル中心に味わいやすい。ボーカルには透明感と突き抜け感、のびやかさがあり、なかなかにきれい。ただサビではガチャガチャしやすいところがあるのと、刺さりやすく割れやすい方向に音が出やすい。

 早見沙織&東山奈央「Hello Alone」もデジタル音の緻密な表現力に中毒性が出ているが、やはり背景音は奥まり、洪水のような強さはない。ただ広さの感じられる開放感があって軽快な明るい曲調はなかなか楽しませてくれる。

【4】総評

 ボーカル中心に楽しめるので比較的わかりやすく満足度が高い。全体として水彩画的というかあっさり気味で精細といった印象。インスト向けとしては物足りなさを感じやすい。アコースティックな音は控えめに出やすいので、クラブ系やダンス系のデジタルな音に向きそうだ。ただ価格の割に精密さを感じられるという意味で、全体的な作りの良さを感じることは確かで、おすすめできるイヤホンだ。

ONSON 高音質 カナル型 イヤホン 銅製ドライバーユニット 遮音 ヘッドフォン ブラック


【カナル型イヤホン ONSON KZ-ATE01 レビュー】コスパ最強クラス。豊富な付属品、煌めきもあり表現豊かな音質。

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