【カナル型イヤホン AudioMX EM-11G レビュー】下にエネルギーを溜め込む量感のある重低域が支配する

AudioMX カナル型イヤホン ステレオ マイク付き 音量調節可能 ミントグリーン EM-11G

おすすめ度((おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。))

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ASIN

B01HHLYNHA

 手触りの良いライン加工の施されたドラム型ハウジングが特徴のカナル型イヤホン。

 遮音性は高め。音漏れも少なめで外出時にも使用しやすい。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はキャリングケースとイヤーピースの替え。ケーブル途中にコントロールパネルがあり、ボリュームコントロールができる。平形ケーブルのタッチノイズは少し目立つ。

 

【2】音質

 低域寄り。やや低域の鳴りが強いので、全体的にもっさりした感じがある。全体的に量感と肉厚さのある重厚サウンドに聞こえやすい。また低域に引っ張られて音が乾いてかさかさとする感じがあり、ドライに聞こえやすい。

 

[高音]:ほどよくのびやかさと突き抜け感があるが、やや乾いてかすれやすい(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:ややおとなしめで広さと奥行きを表現する。

[低音]:80hz~60hzがかなりブーミーで厚ぼったく、70hzがピーク。低域ドラムはかなり地鳴りを作る深掘りされたマグマのような音で下方向にエネルギーを溜め込む印象(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:低域が存在感強め。ボーカルは低域のすぐ近くにいて、ほかの楽器音がやや遠い。左右の張り出しはそれほど感じない(petit milady「azurite」、分島花音「world’s end, girl’s londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラム優位で安定的。そのドラムも躍動感よりは音を深く沈み込ませるので、疾走感には乏しい(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:ボーカルは近くて明瞭だが、ややぼやーっとしたところがある。のびやかさと突き抜け感はそこそこ。

【3】官能性

 早見沙織&東山奈央「Hello Alone」はボーカルの声が若干暗め。全体的にドラムが重く、楽器音は少し離れていてそれほどボーカル周囲に密度を作らない。イヤホンによっては楽器音の緻密さが目立つ曲だが、このイヤホンではやや離れた落ち着いた表現になっていて、マイルド。

 鹿乃「ディアブレイブ」はだいぶ落ち着いた穏やかな曲調。サビでも楽器音の立ち上がりは強くなく、それほどアタック感が感じられず、全体的に嫋やかな緩い味わい。流しソーメンのようにスルスルと通り過ぎるところがある。

 petit milady「azurite」ではドラムがしっかりボーカルをやや躍動的に支えてほどよく持ち上げるが、爆発力には欠ける。弾けも強くなく、ボーカルには突き抜け感にやや乏しいところがあって飛翔感は感じづらいかも知れない。

 Claris「ルミナス」もマイルドな曲調でクラブ色は弱く、バラード色が強い。全体的にマイルドで平面的にのびやか。突き抜けたりするところは弱く、全体的に「モスラの歌」のようなやや平坦なイメージ。低域が強く支配して全体的に安定感が強い。

 

【4】総評

 かなり低域重視で中高域はかなりその出方に支配されるところがある。ドラムが強く躍動的な曲ではほどほど軽快さも出るが、全体的に安定感の強い重厚サウンドで平坦さを感じやすい。量感のある低域サウンドは魅力ではあるが、若干味わいが単調に思うかも知れない。細かな音には精彩感がほどほどあるので、意外に悪くはないが、爽快感は感じづらい。

 

AudioMX カナル型イヤホン ステレオ マイク付き 音量調節可能 ミントグリーン EM-11G

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